• 畳表の等級の違いは何の違い?その②

    前回、い草の長さについて書きましたが、今日は畳表(わかりやすく言うとござの事です。)の経糸の話をします。い草を織る際の経糸の種類によって厚み、弾力、強さが違います。写真下の畳表は経糸が綿糸一本の物。真ん中は麻糸一本の物。上は麻糸か2本使われています。綿糸よりも麻糸の方が硬くしっかりしていて強いですから、綿糸一本の物より麻糸を使った物の方しっかりし、さらに麻糸2本であれば厚みも強さも増してしっかりした畳表となるわけです。ちなみに当店で多く使っている畳表は綿と麻を1本ずつ入れた綿麻W表や太麻表と言うのがあります。畳に経糸の違いがあるなんて、ほとんどの方はご存知無いかと思いますが、大きな違いなのです。

  • い草の等級は何の違い?その①

    畳替えの価格には数種類のランクがあります。何が違うのでしょうか?材料となる畳表の産地・ブランドと言うのはもっともの区別ではあるのですが、わかりやすい区別のしかたの大きな一つの要素として、写真の様に丈の長いい草を使って作られた畳表が良いい草になります。

    刈り取ったい草は、先端と根元は色が良くないので中心部のよいとこを中心に織り込まれます。長いい草程その良い部分が多いので一枚の畳表のきれいな部分も多く作ることが出来ます。尚且つそのい草を本数多く使って織り込んだ畳表程、目の積んだしっかりした良い畳表が出来ると言う事ですが、さらに畳表の違いには経糸(たていと)の違いと言うのがあります。そのあたりについては又次回記載致します。

  • 畳の色はこんなに変わります。

    13年経過した畳の交換を承りました。通常5年程で痛んで表替えする家庭が多いのですが、丁寧なお手入れと住まわれ方をされていたせいでしようか、傷も少なく良い飴色になっていましたが、新畳に交換するとこんなに色が違います!新しい畳は足触りも柔らかいですし、い草の香りも良く、きっと梅雨時でじめじめじめして、コロナ禍でのストレスがあられたりしてもだいぶスッキリしていただけるのではないかと思い納品させて頂きました。

  • 事務所の畳替え

    店の上がり口の四畳半の部屋は去年の夏に亡くなった母がずっと堀こたつで会社の経理事務をしていた部屋でした。いつでも店に入って来るお客さんがわかる様にと常に店先を見ながら父といつも一緒に過ごしていた部屋です。今は父がまだ元気にいつも店番をしてくれています。

    母の入院〜看病などで片付ける余裕も無く畳も傷んだままでしたが、もうすぐ母の一周忌です。

    今日は久しぶりにカラッと晴れたので夫と弟に畳替えをしてもらいました。物が多い小部屋を段取り良く家具をずらしながら畳を運び出し、素早く入れていく仕事ぶりを見て家族ながら感心!

    薄緑色の麻の葉の縁で、古い事務所が生き返りました。この縁はこの梅雨の季節、今のコロナ禍のうっとおしい生活もすっきりさせてくれる様な気がします。

    麻は邪気を追い払う力があると言う言い伝えがあります。又、麻の葉柄は昔から赤ちゃんの産着に使われていて健康な成長を願う意味もある物です。