畳表の等級の違いは何の違い?その②

前回、い草の長さについて書きましたが、今日は畳表(わかりやすく言うとござの事です。)の経糸の話をします。い草を織る際の経糸の種類によって厚み、弾力、強さが違います。写真下の畳表は経糸が綿糸一本の物。真ん中は麻糸一本の物。上は麻糸か2本使われています。綿糸よりも麻糸の方が硬くしっかりしていて強いですから、綿糸一本の物より麻糸を使った物の方しっかりし、さらに麻糸2本であれば厚みも強さも増してしっかりした畳表となるわけです。ちなみに当店で多く使っている畳表は綿と麻を1本ずつ入れた綿麻W表や太麻表と言うのがあります。畳に経糸の違いがあるなんて、ほとんどの方はご存知無いかと思いますが、大きな違いなのです。